2014年3月13日木曜日

光の庭

まだ少ししか記事を書いていないのに,早速このブログの情報が研究室の間で回ってしまった。迂闊である。これで研究室の愚痴とか,性癖についてとか,恥ずかしいポエムとかを書けなくなってしまった。…まあそもそも書く気もないんだけども。

吉田秋生の漫画が好きである。
キャリアの長いベテランの少女漫画家で,独特の雰囲気をもつ漫画を書く実力派である。
最近だと,海街diaryがマンガ大賞2013を受賞して,ちょっとしたブームが起きているようで,作品がポップ付きで平積みされているのをよく見かける。
ベテランの作家なので,彼女の作品は非常に多く,実力派なので,名作揃いだと思う。特徴は,鎌倉か天才少年がよく出てくることだろうか。そして,天才少年の話を書くときは,とにかく話が暗い。

さて,僕がその中でも特に好きなのが,BANANA FISHである。天才少年アッシュ・リンクスと,BANANA FISHと呼ばれる麻薬を扱うコルシカマフィアとの間で繰り広げられる争いを描いた,いわゆるアクションモノである。本編もテンポが早く面白いのだが(ちょっとホモホモしいのが気になるところではあるが),単行本にも文庫本にも収録されている番外編が,非常にいい味を出している。番外編は,主人公と脇役たちがアッシュの影を追う「光の庭」と,アッシュと名脇役ショーター・ウォンの出会いを描いた「ANGEL EYES」の2本から成るが,どちらも懐古的で読んでいて切なくなる,とてもいい出来の作品だと思う。
ブックオフに行けば割りとすぐ手に入るはずなので,ぜひオススメしたい作品である。

ちなみに以前某知り合いに薦めたことがあるが,その時は「絵が古臭い」と一蹴されてしまった。その後,同じ作者の最近の作品である海街diaryを「絵も綺麗だしすごく面白い!!」と言ってサクサク読んでいた。なんとも言えない感情というのはこういうことか。
しかし,漫画家という情報に支配されず,作品ごとに評価を下す,という意味では彼女はしごく平等な評価を下しているのかもしれない。


ま,何にせよ漫画家の絵なんて変わるもんだよねえ。





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